2006年06月02日

2006/06/02

◆中共がさらに勝手に司教任命を行うなら国交正常化交渉は中断すべき……香港の枢機卿。
http://appledaily.atnext.com/(『蘋果日報』2006/06/01)
http://hk.news.yahoo.com/060531/12/1occt.html
フランスの雑誌がバチカンと中共の国交正常化交渉で肝煎りのような役回りを演じている香港の・日君・枢機卿にインタビューしたところ、標題のような中共をバッサリ斬る発言が飛び出した。今後3カ月以内に3人の司教を勝手に任命するという情報が北京筋の話として親中紙『香港文匯報』に出ていたからねー。「そういう勝手な振る舞いを続けることで中共が得られるものは何もないだろう。自業自得が待っているだけだ」みたいなことも言っている。これが枢機卿の個人的見解なのかバチカンの意思を代弁しているのかは不明。でもまだまだ波乱含みの様相ですな。


◆武警が突撃銃掃射して農民らを射殺した事件、当局側に大甘の処分結果に抗議の署名活動始まる。
http://appledaily.atnext.com/(『蘋果日報』2006/06/01)
「12.3事件」を覚えているかな?去年の12月3日に広東省・汕尾市で起きた官民衝突で、武警が突撃銃を掃射して抗議活動中の農民を薙ぎ倒し多数の死傷者が出た(当局発表は3死8傷)あの一件、最近になって事件の処分結果が発表されたんだけど、「農民側の首謀者」13名に懲役3-7年の実刑判決が出たのに対し、当局側は現場指揮官が行政処分のみ、といったお上に甘い裁定。これに憤激した有志が人権擁護サイト「公民維権網」(http://www.gmwq.org/)で署名活動を開始。反体制系評論家の大御所格の劉曉波氏らがこれに賛同、ネット上ながら抗議の動きが広がりつつある。


●羅瑞卿生誕100周年記念座談会が北京で開かれる。
http://news.xinhuanet.com/mil/2006-06/01/content_4630131.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-06/01/content_4629650.htm
http://news.xinhuanet.com/mil/2006-06/01/content_4630142.htm
羅瑞卿っていうと文革で紅衛兵に苛められているイメージしかないなあ。軍人上がりで副首相も務めた経歴の持ち主だったらしい。主催者が党中央なのか軍部なのかはわからないけど、曹剛川・国防部長や郭伯雄・中央軍事委員会副主席が記念演説をぶっているから軍主流派による一種の政治的示威活動なんだろうな。


◆GDPゼロ成長案は「緑色GDP」より現実的な施策だ……『国際金融報』。
http://theory.people.com.cn/GB/49150/49152/4423845.html
何やら「中央vs地方」で論争めいてきた感じだな。確かに中共のGDP成長ってのは「効率無視の無駄なプロジェクト(+環境破壊)=GDP成長率上昇=党幹部の業績アップ」が軸になっているから、それを止めれば一時的でも環境破壊の抑制にはなる。でも中央にそんなことやる実力はないし失業問題に拍車をかけるし地方の各「諸侯」が大反発するのは必至。政変→胡錦涛失脚もあるかも。だからもうあらえっさっさーで冥土に一直線、しかないんじゃないかと。まあ取りあえずはこの論争がいよいよ盛り上がることに期待。


◆いまの制度じゃ何やっても党幹部の汚職がなくなる訳ねーだろボケ、という趣旨の論評記事。
http://news.sina.com.cn/c/pl/2006-06-01/082110032323.shtml
http://news.sina.com.cn/c/pl/2006-06-01/00169082283s.shtml
「いまの制度」の欠陥をつきつめていけば結局一党独裁の問題ということになるのだが、もちろんそこまでは踏み込んでいない。踏み込んだら国家政権転覆煽動罪で懲役9年は堅いな。


◆小泉首相の靖国参拝が影響、日本の財界は対中関係改善を望んでいる……『環球時報』。
http://news.xinhuanet.com/world/2006-06/01/content_4630227.htm
基地外反日紙の癖に電波が微弱だな。共同あたりに釣られて朝日テイストで書き上げました、てな内容。つまり空疎。


◆輸入農産物に対する日本の安全基準強化で中国企業6300社に打撃……『環球時報』。
http://news.xinhuanet.com/world/2006-06/01/content_4630655.htm
最近元気ないのか電波が出ていないぞ。ともあれ中共の農民どもはこういう措置が結果的に自分を育ててくれていると知れ。潰れちゃったら農薬飲めばいい訳だし(笑)。


◆インドの経済成長率は中国を急追。
http://news.xinhuanet.com/fortune/2006-06/01/content_4632071.htm
やはり気になるらしい(笑)。


◆「お礼は後払いで」が最近の汚職のトレンド。
http://news.xinhuanet.com/politics/2006-06/01/content_4631821.htm
例えばある地方の党幹部が一等地を収用してデベロッパーに転がす。この時点では贈収賄を行わず、そこにショッピングセンターができて大繁盛。そして党幹部が定年退職したところで高額給与でショッピングセンターの運営会社に天下りさせる、といったもの。あと他所に異動してから贈賄するとか、そういう巧妙な手口が最近増えているそうな。


◆外交部定例記者会見でバカな質問した糞記者はどこのどいつだ?……ドイツ人!?
http://www.gov.cn/xwfb/2006-06/01/content_297950.htm
糞記者「中国の指導者はドイツにサッカーワールドカップを観戦しに来るか?」
報道官「現時点ではそういった話はない。ワールドカップが順調かつ安全、成功裡に開催されることを我々は祈っている」
……て何だこりゃ?もっとデブ(劉建超)に冷や汗をかかせなきゃダメだろ。せめて「今大会で中国代表チームは決勝トーナメントに進めると思うか?」ぐらいはかませよ。恨まれるだろうけどな(笑)。


◆河北省でネットカフェが突然倒壊ドカーン1死8傷。
http://hk.news.yahoo.com/060601/12/1ocr7.html
仕様です。


◆黒龍江省で炭鉱事故ドカーン9人生き埋め生死不明。
http://hk.news.yahoo.com/060601/12/1od3p.html
仕様です。


◆河北大学で学生食堂利用後にドカーン学生100名近くが腹痛下痢嘔吐。
http://hk.news.yahoo.com/060601/12/1od46.html
仕様です。


◆貴州の炭鉱事故ドカーン行方不明者8名の全員死亡確認。
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-06/01/content_4634352.htm
仕様です。以上。


◆科学的発展感・社会主義栄辱観関連報道(2006/06/01)
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-06/01/content_488875.htm
http://theory.people.com.cn/GB/49154/49156/4424234.html
http://theory.people.com.cn/GB/49150/49151/4424456.html
http://theory.people.com.cn/GB/49157/49164/4421751.html
http://theory.people.com.cn/GB/49150/49152/4426024.html
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-06/01/content_489474.htm
http://zqb.cyol.com/content/2006-06/01/content_1402916.htm
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-06/01/content_488872.htm
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-06/01/content_488876.htm
「中国の特色ある社会主義をマルクス主義で調理したものが胡錦涛の科学的発展観」みたいな論調が今後続出しそうな予感。ものすごいパワープレーだけど(笑)。

posted by 泉河壬之助 at 08:00| Comment(1) | タノチウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カトリックといっても巨大な組織ですから、国・地域や所属する組織(イエズス会とかダビンチコードで有名になったオプスデー)などによって方向性は千差万別です。
カトリックが反共の保守主義で一致していたというのは1965年に終了した第二ヴァチカン公会議までの話で、その後は共産主義社会主義的思想が流入してきました。
南米のイエズス会を中心に大流行したマルクス主義を取り入れた開放の神学などはその最たるものです。この動向はポーランドの連帯やアメリカ政府と同盟してソ連と戦っていたので先代のポーランド出身のローマ法王のヨハネ・パウロ2世によって行き過ぎた動きとして叩き潰されましたが、余談ですがその時開放の神学を叩き潰す尖兵となったのが映画ダビンチコードでカソリック保守派の秘密結社として描かれているオプスデーでした。この結社には日本政府もペルー大使館の人質事件でも世話になりました。交渉の仲介役をしたチプリアーニ大司教はこの組織のメンバーだからです。
話を戻します。中国大陸は伝統的にイエズス会の利権なのです。イエズス会のマテオ・リッチ神父がカソリックの中国宣教の先鞭に果たした役割はフランシスコ・サビエルが日本宣教で果たした役割と対比することができます。そしてイエズス会は南米で見られたように、共産主義と親和性の高い進歩的な考えの人たちに主導されています。
地域的に見ても、アジアの周辺国のカソリックは日本、韓国、フィリピンのいずれも共産主義シンパの高位聖職者に主導されています。
カソリックは先進国では現在深刻な信者数の減少にさらされており、新宗教との競合もあり、市場の拡大は限界にきています。新規の信者増=収入源を確保しようにも、信者が増えているアフリカは貧乏人ばかりで上がりは少なく、むしろ持ち出しになっている。さりとてイスラム教国への宣教は不可能です。残された道はプロテスタントや正教会や英国国教会などとの組織的統合を図り、ローマ法王をキリスト教世界の象徴天皇にすることで先進国での上がりを増やすことと、信者増と収入増に直結する国への合法的な宣教を可能にすることです。
しかしながらバチカン内には共産主義に対する嫌悪やイエズス会の権益拡大にしかならない中国との国交回復に批判的なグループも存在し、一筋縄でいかないでしょう。イエズス会が力を伸ばすということは、他のフランシスコ会やオプスデーなどが弱体化することになるからです。
なおイエズス会は現法王の与党会派ではありません。現教皇の与党はオプスデーです。ですからいろいろと複雑なのです。
Posted by 事情通 at 2006年06月02日 13:00
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